対岸の家事に出てきた「雨のゆくえ」の話に重なる娘の辛さ

テレビ

今話題になっている多部未華子さん主演のドラマ’対岸の家事’

たまたまGoogleのトップページに注目が集まっているという記事を目にしてTVerで見逃し配信を見つけて見てみました。
もう6話まで放送されていますが、私はまだ3話までしか見れていません。
その3話に出てきた「雨のゆくえ」という絵本が気になり調べてみました。どんな絵本なのでしょうか?

みなさん一緒に確認してみましょう!

「雨のゆくえ」という絵本は実在する??

お山の上に雨が降ってきました
ザーザーザー
海の上に 雨が ふってきました
シーシーシー
雨は海に吸い込まれて
音もなく 消えていきます
うみは とっても しずかです
おや? 船がきました。
船長さん、濡れちゃうよ

ドラマの中で子供たちに読み聞かせている絵本の内容はこんな感じで、絵本のビジュアルもちらっと出てきて実在するのかな、あったら読みたいなと思い思わず調べてみました。

結論から言うと実在はしないようでドラマの中だけで存在するオリジナルのようで少しがっかりしました。もしあったら即効で本屋に雨の中本屋に行くところでした(笑)

なぜそこまでして読みたいと思ったのか

 ドラマの中で多部未華子さん演じる主人公の’しほさん’が自分の子供の頃に母親から聞かされた話として以下のような内容が語られていました。

  海の上に降る雨は観測出来ないので本当に降ったという証明が出来ないらしく、もしそこにたまたま船が通りかかってその船の人が気付かなければ誰もそこに雨が降った事に気付かない、無かった事になってしまう。

 そしてこの海の上に降る雨のように誰にも気付かれずに苦しんでいる人が流す涙はなかった事になってしまう、それはとても孤独で寂しい涙だと。

 このシーンを見たとき私は私の娘と重なり涙が止まらなかったからです。

今年24歳になる我が娘の苦しみ

 私の娘は今年24歳になります。
 普通に人生を歩んでいたなら大学を卒業し社会人2年目になっていたはずでした。でも・・・

 現実は何も出来ず家で一人孤独な日々

 高校での人間関係に失敗し、強迫性障害を患った娘はそれから通信制の高校へ転校しどうにか高校卒業をし大学生になりました。
 ですが、コロナ過での入学という事もありましたが同じく人間関係に失敗し中退、現在に至っています。
 傍から見ればどこが悪いのか、何が苦しいのか理解出来ずただただサボりだったり甘えだったりしているようにしか見えません。
 実際にやっている事だけをみれば親の私ですら娘の辛さや苦しさを理解することが出来ません。
 普通に考えれば何もせず1日中好きな事をして過ごせる、こんなありがたい環境はないじゃないか?
そう羨ましくなるような毎日を過ごしています。
 ですが、当の本人はとても辛く苦しくどうしていいのか分からない日々だと言います。

誰にも気付かれないけれど孤独で苦しい娘の涙

 娘の苦しみを親である私ですら理解できない。そんな娘の孤独やす辛さや苦しみがドラマの中で出てきた海の上に降る雨のようにたまたま通る船がなければ誰にも気付かれないという言葉でやっとわかったような気がしました。
 娘が抱える本当の孤独や苦しみや辛さは私には理解は出来ません。
 それでもそれを分かって言葉にして伝える事が出来ないという意味の孤独や苦しみや辛さがあるという事だけは分かりました。
 なので涙が止まりませんでした。

誰にだって苦しいことはあるけど、たった一人でも分かってくれる人がいるときっと救われる。  

 私は娘の幸せを願っています。
 ですが、どうしても娘の孤独や辛さや苦しみを分かち合ってあげる事が出来ない。
 いつかそれが誰かに伝わる言葉に出来て娘が孤独から出てこられる事を心から祈っています。
 そんな気持ちになったことを残したくて今日ここに書いています。

 お付き合いありがとうございました。

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